放射線抵抗性株Panc-1XRをGemcitabineの繰り返し暴露によって作成した。hsa-miR-34a-5pを発現されるプラスミドを含むベクターをtransfectionさせ、Panc-1-mir34aOEという細胞株を作成した。この細胞は放射線に対して感受性を示し、より少ない量の放射線により死滅する結果が得られ、膵癌の放射線抵抗性改善の糸口になる可能性が示された。mir-34aはcancer stemnessに関与するSnailやMsi1をターゲットにすることが知られており、今後はより詳細な細胞シグナルの解析や、重粒子線照射のデータを追加し、論文化する予定である。
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