研究課題
平成28年度は平成27年度に引き続き、3次元的自動TAVI-Planningの臨床応用を進めた。実際にTAVIを受ける予定の患者に施行されたTAVI-Planning CT撮影画像の画質と撮影・再構成パラメータ、患者因子の関係について解明を行い、撮影プロトコルの個別化・最適化の手法を確立した。さらに、最適化撮影プロトコルで撮影したTAVI-Planning CT画像を用いて、術前評価測定項目(大動脈弁輪の径・面積・円周、バルサルバ洞径、上行大動脈移行部径、上行大動脈径、アクセスルート径、Cアーム最適角度)の計測を、3Dワークステーションソフトフェアを使用して、自動計測を行った。ソフトフェアを使用した自動計測でを用いることで、従来よりも精度の高い計測が短時間に行うことができた。また、ソフトフェアを使用した自動計測での計測値に基づいてTAVI手術が施行された症例において、有意な手術時間の延長や重篤な合併症の発生、入院期間の延長はなく、TAVI-Planning CTプロトコルの妥当性が確認できた。
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)
Journal of Computer Assisted Tomography
巻: 印刷中 ページ: 印刷中
巻: 40 ページ: 941-947