研究課題
若手研究(B)
本研究では、肺すりガラス結節に対して有効に凍結を行うために、媒体注入が有効であるかを検討した。まず、肺内で拡散しにくい媒体としてリピオドールとヒアルロン酸を選び、凝固点の測定とファントム凍結実験を行い、凍結を補助する媒体としてヒアルロン酸が望ましいことが判明した。次に、ヒアルロン酸注入下豚肺凍結実験を行なった。ヒアルロン酸群は、最終的な凍結領域のサイズの拡大は得られないものの、円形の均一な凍結領域を得ることができ、さらに1回目から良好な凍結領域を得られるために凍結時間を短縮できることが示唆された。
インターベンショナルラジオロジー