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2015 年度 実績報告書

乳癌におけるリン酸化酵素DYRK2の発現制御機構の解明―治療法開発を目指して―

研究課題

研究課題/領域番号 26861056
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

三本 麗  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (70710333)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード乳癌 / DYRK2 / エベロリムス
研究実績の概要

これまでに我々は癌細胞におけるリン酸化酵素DYRK2の働きについて研究を進めてきた。DYRK2は乳癌・卵巣癌において発現が減少しており、低発現の癌では抗癌剤耐性を獲得し予後不良である。そのような乳癌に対して特異的に作用する治療の探索を現在行っている。DYRK2を恒常的にノックダウンした細胞株においてmTOR pathwayが活性化していることが、マイクロアレイを用いた解析により明らかとなった。mTOR阻害剤であるエベロリムスを添加するとDYRK2低発現の乳癌細胞ではコントロールと比較し感受性が増加した。Xenograft modelにおける検討では、DYRK2ノックダウン細胞は細胞障害性抗癌剤よりもエベロリムスでの腫瘍増殖抑制効果が高かった。これらの結果より、DYRK2の発現が低い乳癌ではエベロリムスが特異的に作用することが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 化学療法耐性DYRK2低発現乳癌に対するエベロリムスの有効性の検討2015

    • 著者名/発表者名
      三本麗
    • 学会等名
      第23回日本乳癌学会学術総会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2015-07-02

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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