2016 年度研究成果報告書

消化器癌腹膜転移に対するIL-17をターゲットとした新規分子標的療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号	26861099
研究種目	若手研究(B)
配分区分	基金
研究分野	消化器外科学
研究機関	和歌山県立医科大学
研究代表者	早田啓治和歌山県立医科大学, 医学部, 学内助教 (90637654)
研究期間 (年度)	2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード	IL-17 / 腫瘍免疫 / 血管新生 / がん幹細胞 / 腹膜転移 / 消化器癌
研究成果の概要	マウス消化器癌腹膜転移モデルにおいてIL-17を抑制することでTreg細胞やMDSCの腫瘍免疫逃避機構を解除し、Th1有意な免疫環境を生み出し、抗腫瘍免疫を活性化することが判明した。さらにIL-17を抑制をすることで血管新生を抑制できることが明らかとなったが、一方、がん幹細胞の抑制効果は認めなった。以上、消化器癌腹膜転移においてIL-17は新規の分子標的の一つとなりうることが判明した。
自由記述の分野	消化器外科