研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、肺癌細胞のリンパ節転移動物モデルを作成し、さらに肺癌細胞とともにリンパ節に到達する免疫細胞やストローマ細胞の検出、解析を行うことである。まず、Lewis lung cancerを用いた肺腫瘍縦隔リンパ節転移モデルを作成することができた。そして、この転移モデルのリンパ節を解析し、転移リンパ節内で制御性T細胞の増加を認め、CD8陽性の細胞障害性Tcellが経時的に増えていることがわかった。このモデル自体が肺腫瘍のリンパ節転移における初期の変化をとらえている可能性があると考えられた。
呼吸器外科学