• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実績報告書

膠芽腫形成においてエピゲノム異常を誘導する新規分子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 26861172
研究機関名古屋大学

研究代表者

大岡 史治  名古屋大学, 医学系研究科, 助教 (10725724)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードEZH2
研究実績の概要

平成28年度は平成26年度に作成した両因子とEZH2のshRNA安定発現細胞株を用いて機能解析を行った。エピゲノム修飾酵素のノックダウン細胞ではEZH2との結合の欠失からEZH2の誘導異常の抑制効果が予測される。これまでに腫瘍細胞でヒストン修飾異常を同定している遺伝子群を対象として、ノックダウン細胞のヒストンH3リシン(K)27(H3K27)のメチル化状態を解析する。抗H3K27トリメチル化(H3K27me3)抗体を用いたChIP法と定量PCR法にて修飾変化を解析した。転写因子についてはノックダウンによりEZH2の転写制御異常の抑制効果が予測される。ノックダウン細胞を用いてEZH2の発現量をリアルタイムPCR法とウエスタンブロッティング法にて確認する。いずれのノックダウン細胞においても細胞増殖能の低下等、腫瘍抑制効果を解析した。また前年度行っていた、MADMマウスより前腫瘍細胞をImmunopanning法もしくはFACS法にて回収し、EZH2の発現量をウエスタンブロッティング法にて、遺伝子増幅異常を定量PCR法にて解析する実験をより個体数を増やして解析し確かなデータであることを確認した。同様に個体数をさらに増やして、腫瘍細胞の結果と比較してこれらの異常の出現時期を解析した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Epigenomic treatment for IDH wild-type grade III glioma, targeting dysregulation of EZH2-H3K27me32016

    • 著者名/発表者名
      Fumiharu Ohka, Atsushi Natsume, Hiromichi Suzuki, Kosuke Aoki, Shoichi Deguchi, Keisuke Katsushima, Keiko Shinjo, Toshihiko Wakabayashi, Yutaka Kondo
    • 学会等名
      2016 SNO annual meeting
    • 発表場所
      米国アリゾナ州スコッツデール
    • 年月日
      2016-11-18 – 2016-11-20
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi