研究課題
椎間板変性の機序解明に向けて、①動的負荷が椎間板組織に与える影響、及び②椎間板変性とAdiponectinとの関係について調査した。①動的負荷を与えると椎間板変性は進行することが確認された。さらに、この動的刺激はメカノレセプターのIntegrin α5β1を介して椎間板細胞に伝達されることが確認された。本研究では、②adiponectin receptorが椎間板組織に発現していることを初めて明らかにできた。このadiponectin receptorは、椎間板変性動物モデルにおいて、変性ともに発現が減少していた。また、adiponectinは、IL-1β刺激によるTNF-α発現を抑制していたことから一定の抗炎症効果を有すると考えられ、椎間板組織の恒常性の維持に関与しているものと考えられた。
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J Orthop Surg Res
巻: 11 ページ: 147