研究成果の概要 |
5週齢日本白色家兎を用い,右脛骨近位の成長軟骨板に対して,3.0mm・1.2mmのドリルを用いて中央部に損傷を加えた.検討項目はMR画像(プロトン強調画像)における横断像での損傷面積の比率、矢状断像での非損傷領域での成長軟骨板,組織学的な成長軟骨板高とし患健側の比較を行った.また12週におけるマイクロCT像での骨性架橋形成の有無の確認を行った. 矢状面での成長軟骨板高は3.0mm群で10週,1.2mm群で12週で健側と比較して低下を認めた.組織像でも同様の週数で軟骨細胞の柱状構造の乱れを認めた.成長軟骨板の微小な損傷であってもMR画像を用いてその早期変化の検出が可能であることが示された.
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