Deault Mode Network (DMN) を関心領域に設定し、DMNからの機能的結合について、認知機能障害患者群、正常群で比較検討をSPM12を用いて行った。また、別の観点から、安静時機能的結合と認知機能障害の関係性を調査した。認知機能障害患者を対象に、DMNを起点とした機能的結合の強度と、術後認知機能障害の期間、及びその程度の強さとの相関性の検討をSPM12を用いて行った。 患者群と正常群との比較、相関性の検討の両方で、多重比較補正を行うと有意差を見出すことができなかった。補正前には一定の傾向が観察された。研究期間終了後も、関心領域の変更などで検討を行いたい。
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