今後の研究の推進方策 |
作成したモデルマウスを用いて、片側のみをMCL Heat Therapyにて治療する。私たちはすでにMCL heat therapyにおける、最適な治療時間・治療間隔・治療回数などは証明済みである。30分以上の治療時間、2日おきの治療、複数回治療を繰り返すことで、治療効果は高まる。MCLの注入の有無により2群に分ける(各5匹ずつ、計10匹):(1)MCL注入群 (2)MCL非注入群 MCLの濃度は33mg/ml、用量は100μ/回、2方向から腫瘍中心部に5μ/minの速度で注入する。両群共に交番磁場を照射、照射時間は30min/回、2日おきに施行し、施行前に毎回MCLを注入する。施行回数は、腫瘍塊が消失するまで繰り返す。消失した場合MCL Heat Therapyは中止とし、局所再発を認めた場合、再開する。その治療効果を両側の腫瘍体積の変化および病理組織学的検査により解析する。組織学的検討はH-E染色にて、MCLの集積は鉄染色にて評価する。またwestern blotting法にてHSP-70,IL-2,IFN-gamma,CD4,CD8など免疫組織化学的に検討する。
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