1) in vitro T24においてはSOX2、OCT3/4、Nanog、TWISTの発現はBCG処理後に低下した。コロニー形成細胞数はUMUC3で著明に多かった。また、SOX2、OCT3/4をノックアウトしてBCG処理を行うと両細胞で著明な抗腫瘍効果を認めた。BCG抵抗性はがん幹細胞数により規定されることが示された。2) in vivo上皮内癌30例を対象とした免疫染色では、SOX2、OCT3/4、Nanog、Snailの発現はBCG抵抗性を示した9例と奏効した21例に有意差を認めなかった。一方、DNAメチル化解析ではSOX2とOCT3/4のDNAメチル化は抵抗例で有意に低かった。
|