UMUC3、及びHT1376細胞株を用いて解析を行った。細胞免疫染色、並びにWestern blotting法を用いて確認した。結果、HT1376株はAxlの発現の弱い細胞株であり、UMUC3細胞株はAxlの発現の強い細胞株である事が確認された。 腎尿管全摘除術・膀胱部分切除術が施行されたUTUC症例の摘出検体を用いて免疫組織学的染色を行いAxl及びGas6の蛋白発現の評価を行った。Axl・Gas6の蛋白発現は互いに関連を持ち、尚且つUTUCの癌特異的生存を予測する独立した因子である事が示唆された。特にT2 stage以上のUTUCにおいて、蛋白発現の強弱が癌特異的生存と関連する事が示唆された。
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