子宮頸がんの1種で難治性の子宮頸部小細胞癌について、特異的な蛋白質を見出し、新たな治療法などを探るため、手術で採取した組織から新しい培養法; CTOS(Cancer tissue- originated spheroid)法で癌細胞を培養した。培養した子宮頸部小細胞癌と子宮頸部扁平上皮癌、子宮頸部粘液性腺癌、肺小細胞癌と肺扁平上皮癌、肺粘液性腺癌の蛋白の量を比較した。小細胞癌でその他の癌に比べて多く発現している蛋白を14個認め、そのうち4個について調べることにした。手術で摘出した子宮頸癌の組織で比較したところ、選んだ4個の蛋白は小細胞癌で扁平上皮癌に比べて多く認められた。
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