研究課題
一側喉頭麻痺による発声障害の治療は、現在は麻痺声帯を正中に矯正固定する静的な矯正術が行われている。しかし、この治療は麻痺声帯の運動を回復しないため、完全回復には至らない。我々は、イヌの声門閉鎖筋に電極を埋め込むことで、声帯際運動化を目的とした治療を行なっている。現在までに、埋め込み可能な電極の開発をし、慢性イヌモデルで実験中である。
3: やや遅れている
イヌの喉頭に電極を埋め込んだ慢性イヌモデルを作成中であるが、電極の破損や、動物実験施設の改築工事等により実験ができない期間が発生したため。
電極形状の改良を行い、イヌモデルの作成を進める。
刺激電極の開発が年度を跨いだため。
刺激電極の開発費用に使用予定。