研究課題
中咽頭癌症例83例についてカルテより臨床情報をとりだした。また病理組織標本からDNAを抽出し、それぞれのADH,ALDH遺伝子多型についてTaqMan probe法を用いて調べた。またp16の免疫染色を行い、HPV関連中咽頭癌についても調べた。p16陽性群、p16陰性でALDHホモ群、ALDHヘテロ群に分けて検討すると、ALDHヘテロ群で有意に予後が不良であることが示唆された。それらの結果について現在論文に纏めて投稿中である。また現在多施設で症例集積し、さらに症例を増やした検討を行っている。
2: おおむね順調に進展している
計画通り予後因子の評価を行い、学会発表、論文発表を行う段階に来ており、さらなる症例数を増やした検討に至っている。
現在多施設で同研究を進行中であり、他院でのIRB通過後、さらに症例数を増やした検討に入る予定としている。よりエビデンスレベルの高い検討ができるものと考えている。
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