研究課題
若手研究(B)
中咽頭癌における予後因子として欧米の研究ではHPVおよび喫煙が挙げられ、良く認知されてきた。しかし、本邦では過去に中咽頭癌に対するアルコールの影響を指摘する報告が見られた。それは日本人が特にアルコール代謝をつかさどるALDHヘテロが多いことに起因しているのではないかと仮定した。中咽頭癌患者81例の遺伝子多型を検索し、検討を行ったところ、HPVの次に喫煙よりもALDHの遺伝子多型が予後により影響を与える可能性が示唆された。
頭頸部癌