研究課題
若手研究(B)
IgG4関連疾患由来の顎下腺組織では,正常由来同様にタイト結合関連分子の安定発現が認められた。さらにIgG4関連疾患由来の顎下腺導管上皮細胞は,IFNg処置により上皮バリア機能が著しく亢進し,これはタイト結合分子であるclaudin-7の発現上昇によることを見出した。これはIgG4関連疾患における特徴,すなわち腺機能障害は組織に高度な線維化を認めるにも関わらず可逆的であることの一因であると示唆される。
耳鼻咽喉科学