研究成果の概要 |
頭頸部偏平上皮癌細胞株におけるインターフェロン調節因子の発現と転移能の関連について検討を行った.siRNAを用いたIRF1,IRF6のknock down細胞株の作成,及びプラスミドベクターを用いてIRF1,IRF6を強制発現させたknock in細胞株の作成を行い浸潤能,遊走能を評価したがいずれも野生株と比べて有意差は認めなかった.しかしknock in細胞株では細胞増殖能が亢進する傾向が認められ,IRF1およびIRF6は頭頸部扁平上皮癌においては細胞増殖に対して抑制的に作用している可能性が示唆された.
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