研究課題
若手研究(B)
本研究では、GJB2変異型難聴の病態解明と治療法開発を目的とし、GJB2変異難聴モデルマウスの生後発育におけるコルチ器の形成過程の変化に焦点を当てた組織学的解析を主に行った。通常の生後発達の際は、プログラム細胞死によってコルチ器の立体構造が構築されるが、GJB2の優性変異 R75Wを導入したトランジェニックマウスにおいては、正常発達に起こるアポトーシスによるプログラム細胞死が遅延し、コルチ器は一時的に過形成の状態になることが示された。
耳鼻咽喉科学