研究成果の概要 |
難治性視神経疾患に対してRAPDxを用い、経角膜電気刺激治療(TES)の他覚的、定量的治療評価を行った。対象は外傷性視神経症5例と虚血性視神経症9例。治療前および治療終了から1ヶ月後にRAPDxのamplitude score(AS)とlatency score(LS)を測定し、治療前後の両群AS,LSについてt検定を用いて統計学的解析を行った。結果は、両群とも治療前後のAS,LSに統計学的な有意差は認められなかった。ただ症例毎で見ると、ASが明らかに低下した症例が外傷性視神経症例で1例、虚血性視神経症で2例存在した。少数例ではあるが他覚的評価でもTESが効果的である可能性が示唆された。
|