研究課題
眼慢性移植片対宿主病は造血幹細胞移植後の重篤な難治性疾患であり、ドライアイ・マイボーム腺機能不全などの重篤な眼表面疾患をきたす。マイボーム腺機能不全はドライアイのリスクファクターである。慶應義塾大学病院 眼科 ドライアイ専門外来に参加し、慢性移植片対宿主病によるドライアイ・マイボーム腺機能不全患者の眼表面・マイボーム腺について、細隙灯顕微鏡で眼瞼・角結膜をよく観察した後、フルオレセイン染色・ローズベンガル染色を用いて染色し、角結膜上皮障害の程度、涙液層破壊時間の測定し、Marx's lineの観察を行った。また、マイボーム腺機能不全の精査のために、上眼瞼を拇指にて圧迫し、マイボーム腺の腺房から分泌された油脂(meibum)の圧出の程度を評価し、症例によっては非接触型マイボグラフィーを用いて、上下眼瞼のマイボーム腺を観察した。涙液分泌量を測定するため、シルマーテストを施行した。これらの検査を行い、ドライアイ・マイボーム腺機能不全の程度を評価した。また、慢性移植片対宿主病によるドライアイに対する局所免疫抑制剤(タクロリムス点眼)の治療効果についての臨床試験をすすめており、症例登録を行った。マウス慢性移植片対宿主病モデルの眼瞼の状態(特にマイボーム腺・マイボーム腺周囲の組織)を観察した。2014年11月に第2子を出産し、現在、産前産後休暇および育児休業を取得しており、研究を中断している。
4: 遅れている
2014年11月に出産し、産休・育休を取得した。現在も育児休業中である。育休復帰後から研究を再開する予定であるため、計画より遅れている。
現在、育児休業中であるが、復帰後に研究を再開・推進する予定である。
昨年11月に出産し、産休、育休を取得した。現在も育児休業中であり、研究を中断しているため差額が生じた。
育児休業復帰後から研究を再開する予定である。
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SCIENTIFIC REPORTS
巻: 22 ページ: 1-6
10.1038/srep06680