特発性リンパ浮腫に対して、LVAが有効であることを示した。リンパ浮腫の発症年齢が低い患者ではLVAの効果は限定的であったが、発症年齢が11歳以上の患者ではLVA後に患肢周径が有意に減少していた。また、ICG蛍光リンパ管造影の所見により、LVAの効果がある群と限定的である群が認められた。特発性乳糜胸腹水については、ICG検査を施行し、必要あればLVAを施行した。ICG検査の所見とその後の予後には関連があり、ICG蛍光リンパ管造影でリンパ管機能不全が重症であるほど、予後は悪かった。これらの結果について学会発表を行った。
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