研究課題
若手研究(B)
頭蓋骨欠損に対する骨補填材料として様々な材料が用いられてきた。しかし自家骨採取部の傷や人工骨の感染など課題は多い。そこで創傷治癒促進として最近注目されている多血小板血漿(PRP)を、生体親和性の高い人工骨であるβ-TCPと組み合わせて用いることで骨形成の期間が短縮されるのではないかと考えた。PRPからの成長因子放出を一定期間持続させることでさらに骨形成が促進されることがわかり、この複合体は安全で効果的な骨補填剤となりうる可能性が考えられた。
頭蓋顎顔面外科