研究課題
若手研究(B)
本研究では、肺炎球菌の菌体表層に局在するタンパクであるPfbAに着目し、自然免疫回避に果たす役割を解析した。ゲノムデータベース検索から、PfbAは肺炎球菌間において高く保存されている一方で、他のレンサ球菌には存在しない、肺炎球菌に特徴的なタンパクであることが示された。また、in vitro、in vivoの実験から、PfbAは好中球による肺炎球菌の貪食を抑制することで菌の自然免疫回避に寄与することが示唆された。
細菌学