研究課題
若手研究(B)
ケモカイン受容体CCR5の骨代謝における役割を検討した。CCR5欠損マウスはRANKL誘導による骨粗鬆症モデルに耐性を示したことから、骨粗鬆症の発症に重要な分子であることが明らかとなった。さらなる解析から、CCR5を介した細胞内シグナルは、小分子GTPaseやインテグリン発現を調節し、破骨細胞の機能調節をしていることが明らかとなった。CCR5はHIVの共受容体でありAIDS薬物治療の標的分子であることから、本研究の臨床的意義も高いと思われた。
Bone biology