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オステオカルシン(GluOC)は糖・脂質代謝制御に重要な役割を果たしており、その作用には性差がある。GluOCの長期間経口投与は、雌マウスに対して耐糖能の改善、脂肪細胞の縮小をもたらしたが、雄に対してはインスリン抵抗性、耐糖能の低下、脂肪細胞の増大を引き起こした。また、精巣を摘出した雄マウスにおいてGluOCは糖代謝を改善したが、テストステロン（T）を持続投与した雌では耐糖能を悪化させた。雄のGluOC投与群および雌のT持続投与群では血中アディポネクチン濃度が減少しており、GluOC作用における性差の一部はGluOCによる血中T濃度上昇とそれに伴うアディポネクチンの減少によることが示唆された。
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