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2016 年度 実績報告書

バイオアクティブグラスのう蝕抑制能を各種イオンと中和作用の両面から解明する

研究課題

研究課題/領域番号 26861587
研究機関北海道大学

研究代表者

角田 晋一  北海道大学, 歯学研究科, 助教 (70707025)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードグラスアイオノマーセメント / バイオアクティビティ / 酸性度 / う蝕抑制 / 脱灰 / 再石灰化
研究実績の概要

歯科用充填材料による象牙質への効果について追加的な検証を行った。実験の遂行についてはおおむね計画に沿って行った。教室員の協力を得て行った研究との比較では、研究者ごとの違いがないことが推定され、酸性度および反応の形態学的な結果については再現性が高い事が示唆された。
プラズマ発光分光分析(ICP-AES)の特長は、多種のイオンについて濃度を同時測定できることにある。この機器を使用した分析方法では、そのものの使用もさることながら、その前準備段階での精密な手技と操作が重要である。その点を踏まえると、前準備および測定工程を含めた分析工程を外部委託することにより、研究を効率良く進める事ができるものと考える。さて、本研究ではICP-AESにより、溶液内へのイオン放出を測定した。しかしながら酸性度測定の安定性に比べて、ICP-AESによる濃度分析ではイオンの種類によって安定性に違いがあるように見受けられたため、測定段階周りの手技の安定性に改善が必要であった。
歯科材料の経時的なフッ素イオン徐放動態についてはICP-AESではなく、イオンプローブを用いて電気的に測定した。規則的な放出動態を示すことを認めており、今後追加検証を行い公開したいと考えている。なお、イオンプローブによる測定は、再現性が高く安定した測定を行うことが可能であった。
本研究の中で得られた知見の公開については、速やかにとりまとめたうえで、公開したいと考えている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)

  • [国際共同研究] University of London(英国)

    • 国名
      英国
    • 外国機関名
      University of London
  • [雑誌論文] Bond performance of "Touch and Cure" adhesives on resin core systems2016

    • 著者名/発表者名
      Kadowaki Y, Kakuda S, Kawano S, Katsumata A, Ting S, Hoshika S, Ikeda T, Tanaka T, Carvalho RM, Sano H.
    • 雑誌名

      Dent Mater J.

      巻: 35 ページ: 386-91

    • DOI

      10.4012/dmj.2015-330.

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [雑誌論文] The effect of dentine surface preparation and reduced application time of adhesive on bonding strength2016

    • 著者名/発表者名
      Saikaew P, Chowdhury AF, Fukuyama M, Kakuda S, Carvalho RM, Sano H.
    • 雑誌名

      J Dent.

      巻: 47 ページ: 63-70

    • DOI

      10.1016/j.jdent.2016.02.001

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2018-01-16   更新日: 2022-02-16  

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