研究課題
若手研究(B)
本研究では、データロガー型小型生体信号測定装置を用い、終日咬筋筋活動と交感神経活動を同時測定するシステムを確立した。また、ブラキシズムの疑いのある患者に対し、日中覚醒時と夜間睡眠時の終日測定を行い、咬筋活動発現と交感神経活動亢進の時間的関係を検討した。夜間睡眠時では咬筋活動の増加と交感神経の活動の指標とされるLF/HF値の上昇の時間帯が一致する例が多くみられたが、日中覚醒時では、被験者の中には両者の変動が一致する例もあったが、両者の時間的な関係は明らかとは言えなかった。
医歯薬学