研究課題
BRONJモデルを用いたLPS(Aggregatibacter actinomycetemcomitans(A.a.)由来のリポ多糖)の作用についての研究。当研究室をで作製したBRONJモデルと同様に局所刺激を行い、刺激物としA.a由来のLPSを用いることで骨壊死に対するLPSの効果を検証した。8週齢Wistar系雄ラットにビスフォスフォネート製剤(ゾメタ)を注射し、前述のモデルラットと同様に局所刺激を行いLPSもしくは、生理食塩水を創部に填入した。待機期間を待ってから標本を採取し、骨壊死の状態を、病理組織学的に検討を行った。
2: おおむね順調に進展している
実験に関しては、動物実験はほぼ終了し標本作製、組織学的検証を行っている。
今後は、内服BP患者を想定したモデルラットの開発、テリパラチドを用いた治療モデルの開発を行うとともに、骨代謝ーマーカーの測定により、BRONJのメカニズムの解明を行っていく。
昨年度は、ラットの購入数も少なく標本処理もH・E染色のみであったため使用額が少なく次年度使用額が生じた。
本年度は、実験動物の購入数も増加し、また、検体処理や投薬に関する薬品等の購入が増大することが見込まれるため、その購入に充てる計画である。
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International Journal of Oral and Maxillofacial Surgery
巻: 44 ページ: 528-34