口腔外科手術時に採取し、術後廃棄予定の脂肪組織(頬脂肪体)をコラゲナーゼ溶液で処理した。その後脂肪組織の浮力を利用した天井培養法を行い、脱分化脂肪細胞を獲得した。脱分化脂肪細胞を培地中で増殖させ、フロ-サイトメトリーにて細胞表面抗原の解析を行った。脱分化脂肪細胞はStro-1、CD44、CD90、CD105、CD166陽性であり、CD19、CD45 CD106、CD146陰性であった。またGFP遺伝子改変マウスから脂肪組織を採取し、天井培養法にて脱分化脂肪細胞を獲得した。蛍光顕微鏡下でマウス由来脱分化脂肪細胞の形態を評価した。
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