研究課題
若手研究(B)
歯科矯正治療における歯の移動時の牽引側歯根膜線維芽細胞の骨芽細胞への分化について、ヒストン3の9番目のリジン(H3K9)のメチル化修飾に焦点を絞り、エピジェネティクスという観点からその分化を明らかにすることを目的とした。その結果、歯の移動後7日目をピークとして歯根膜線維芽細胞でメチル化修飾を受けるという変化が観察された。また、牽引側の歯根膜線維芽細胞でH3K9メチル化修飾酵素が働き、経時的なH3K9メチル化修飾変化が生じていることが示唆された。
医歯薬学