神経ペプチドのひとつであるCGRPに注目し、骨芽細胞・破骨細胞分化に及ぼす影響を解析した。骨芽細胞様細胞株MC3T3-E1および破骨細胞様細胞株RAW264.7の培養時にCGRPリコンビナントタンパクにて刺激を行い,骨芽細胞分化と破骨細胞分化に関して評価した。骨芽細胞分化に関してはアリザリンレッド染色にて、CGRPの有無による分化の差は認められなかった。一方で、破骨細胞分化はCGRPにより抑制されることが確認された。またpit assayによって、CGRPがLPS誘導性の骨吸収を抑制することがin vitroで明らかとなった。
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