研究課題
若手研究(B)
本研究は喫煙が口臭および唾液に及ぼす影響の検証を目的に、成人の歯科受診者を対象として、口臭および唾液の測定を実施し、喫煙状況別に統計学的に比較検討した。その結果、喫煙者のほうが非喫煙者に比べて、主要な臭気成分である硫化水素およびジメチルサルファイドの濃度が統計学的に有意に高値であった。また、喫煙者のほうが非喫煙者に比べて唾液pHおよび酸負荷後pHならびに唾液分泌速度が統計学的に有意に低値であり、口腔内湿潤度は喫煙者のほうが非喫煙者に比べて有意に低値だった。
口腔保健