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2015 年度 実施状況報告書

看護師の倫理的感受性尺度の開発

研究課題

研究課題/領域番号 26861858
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

前山 さやか  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (10725295)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード倫理的感受性
研究実績の概要

平成27年度は看護師の倫理的感受性尺度の概念枠組みの設定および項目案の作成を行い、現在も検討中である。
1.開発する尺度の概念枠組みの設定
昨年度、尺度開発の導入として日本語版MSQについて因子分析を行った結果、オリジナルの尺度と因子構造が異なるため、再度下位尺度の項目内容について解釈を行った。また、改めて文献レビューを行い看護師の倫理的感受性を表す内容について概念枠組みを検討した。仮説枠組みは「倫理的気づき」、「倫理的責任」、「倫理的困難感」で構成することとした。
2.開発する尺度の項目案の作成
開発する尺度の仮説枠組みに従い、先行文献を検討して項目リストを作成中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新たに開発する看護師の倫理的感受性尺度の作成に時間を要している。

今後の研究の推進方策

新たに作成した看護師の倫理的感受性尺度について、内容妥当性および表面妥当性を以下の手順で検証し、本調査を実施する。
1.看護師の倫理的感受性尺度の内容妥当性の検証
新たに作成した看護師の倫理的感受性尺度について、看護師として臨床経験のある5名以上を対象とし質問紙調査を行い、看護倫理学を専門とする看護学研究者、あるいは保健学および看護学分野の研究者2名とともに、質問内容や表現方法が妥当であるかを検討する。
2.看護師の倫理的感受性尺度の表面妥当性、および信頼性の検討
新たに作成した看護師の倫理的感受性尺度について、看護師として臨床経験のある10名以上を対象に、パイロットスタディを実施し、質問の表現について、答えやすさや理解しやすさ等に関して意見をもらい、最終的により多くの看護師が理解しやすい日本語表現となるよう修正を行う。尺度の信頼性については、クロンバックα係数を算出し、内的整合性を確認する。

次年度使用額が生じた理由

平成27年度は旅費や人件費および謝金において支払いが発生しなかった。そのため、当該年度所要額との間に差が生じた。

次年度使用額の使用計画

平成28年度は、引き続き尺度の作成過程、また本調査において旅費や謝金が発生することが予想されるため、前年度分と合わせた助成金を計画的に使用していく。

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公開日: 2017-01-06  

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