災害時における病院看護管理者の人的支援を受け入れる過程には、看護職が必要であることを看護管理者自ら、あるいは他者からの問いかけでわかること、そして、外部支援者を要請する段階があり、最後に外部支援者を活用するという3段階がある。そして、外部支援の受け入れが終了するまで、2、3の段階を繰り返しながら、患者と医療機関のバランスを査定し続け、自院だけでの医療提供が可能と判断できることにより、外部支援の受け入れが終了となる。受け入れを阻害する要因には、支援必要性の認知の有無、心理的負債感、支援者の知識の有無、連絡手段がない、支援者に業務分配できないなどが各段階にあり、これらを組み込んだ構造となる。
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