交代制勤務のある看護師として勤務する新卒看護師を対象に、起立性調節障害診断基準に準拠した質問紙調査と自律神経バランスの指標として、起立負荷試験を行い、自律神経機能測定装置を用いて自律神経活動の動きを測定した。同時に自記式質問紙を用いて基本的属性と生活習慣調査、健康関連QOL尺度、信頼感に関する調査を行った。調査は、入職1ヶ月目(1回目)と就職7ヶ月目(2回目)に実施した。調査は、同意を得られた118名に対して行った。入職1ヶ月目の調査では、起立性調節障害の自覚症状の有無で、起立時の血圧変動、朝食摂取、外食頻度などに有意な差が見られた。また、血圧変動には、通勤時間や入浴習慣との関連が見られた。
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