昨年度までに実施した質問紙調査及びフォーカスグループインタビュー調査を踏まえて、調査対象施設について、関西圏にある分娩取扱い病院・教育機関及び助産所に拡大し、研究協力への同意を得られた施設を対象に、助産師の経験年数の制限を設けない方向で質問紙調査を行った。 助産師は、様々な助産師になった動機をもち、助産師としての専門性に対する認識をもつ。そしてキャリアアンカー(キャリアの拠り所)をもち、このアンカーによってキャリア開発に対する認識や方向性が異なると考えられる。キャリア開発に向けた支援は、タイムリーに相談できるような体制であること、家族・職場の理解や金銭的な支援などを求めていることが示唆された。
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