本研究の目的はインドネシアの研究者とともに糖尿病足潰瘍の治癒過程を評価するアセスメントスケールを開発することである。8名の創傷ケアの専門家(日本人4名、インドネシア人4名)を対象にノミナル・グループ法にて糖尿病足潰瘍のアセスメントに必要な項目を抽出し、スケール案を作成した。皮膚科医の助言を受け、項目を精選した。英語版のスケールを日本語に翻訳し、バイリンガルの皮膚科医が修正をした。 深さ、サイズ【実測法】、サイズ【スケール法】、炎症/感染、肉芽組織の割合、壊死組織のタイプ、壊死組織の割合、スラフの割合、浸軟、創縁の種類、トンネルの11項目が抽出され、0から98点で評価するスケールが提案された。
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