IBD患者の調理法は類似し心理状態も高値だったが,CD群のAlbは低値を示し,脂質・n-3PUFA摂取量は有意に低値だった。 特にCD経口群はAlb低値患者割合が高く,エネルギー,n-3PUFA摂取量が低値,摂取n-6/n-3PUFA比が高値を示し,たんぱく質摂取量は有意に低値だった。また,消化吸収しやすい食事形態での摂取割合が低く,焦りや不安もあったため,CD経口群には脂質の質や取り方・調理法,さらにED併用も視野に入れた指導が必要である。そのためには患者の食事摂取状況を正確に把握,栄養査定するための継続した学習会の実施,問題点を医師・管理栄養士と共有し連携できる体制構築が課題である。
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