研究課題/領域番号 |
26861908
|
研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
羽場 香織 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (90419721)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
キーワード | 人工内耳装用者 / 中途失聴 / 在宅療養支援 |
研究実績の概要 |
2016年度は、前年度に引き続き成人人工内耳装用者を対象とした質問紙調査の実施に向け、文献検討により調査項目の精選と、質問紙調査に向け、調査対象者のリクルート方法の詳細検討を中心に行った。 特に、調査対象者のリクルートに関して、今年度、研究代表者の所属機関が変更となり、研究計画立案当初予定していた関東圏での調査実施が物理的な問題からかなり困難であると判断せざるを得なかった。 そのため、現在の所属機関において調査実施の可能性を再検討する必要があったためである。そのため、2017年度は、調査対象者のリクルート先の再選定を目的に、難聴者の集会や人工内耳装用者が集まる場に関する情報収集を行った。 また、国内外の最新の知見の収集を目的に、看護学系の学術集会に1回づつ参加した。その結果、未だ成人人工内耳装用者や中途失聴者の生活実態や人工内耳装用後のQOL評価に焦点をあてた研究は行われていない現状が確認できた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2015年度末の時点での研究全体の進捗状況をふまえ、スケジュールを再調整した時点での見込みとして、2016年度末までに調査終了を目標としていた。しかし、研究代表者の所属機関の変更等、その当時想定していなかった事態の影響を受け、調査対象者のリクルート方法の見直し等が必要となったため、研究全体の進行が遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
2016年度に収集した情報を基に、対象者のリクルートに関する最終調整を行い、できるだけ早急に調査を開始できるように進める。2017年12月をめどに調査票の回収を終えることを目標とする。
|
次年度使用額が生じた理由 |
研究全体の進捗が大幅に遅れており、昨年度までに行う予定であった調査票作成および調査票配布が行えていない。そのため、郵送や調査票印刷に関する費用分が残高として存在している。
|
次年度使用額の使用計画 |
調査票の作成、および研究参加者への調査票郵送を主として使用する予定である。
|