研究課題/領域番号 |
26861910
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
細田 志衣 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (50709491)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 造血細胞移植 / 慢性GVHD / 家族支援 |
研究実績の概要 |
平成28年度は、造血細胞移植後に慢性GVHDを発症した患者の家族の体験と取り組みおよび医療者への要望を明らかにすることを目的に、家族を対象としたインタビュー調査を本学研究倫理審査委員会の承認を得て実施した。 協力者のリクルートは、造血細胞移植の認定施設を有する医療機関と造血器腫瘍患者の患者会の協力を得て実施した。当初の計画対象数には、満たない状況にあるため、平成29年度も引き続き継続中である。 今後は、インタビュー調査と同時に、造血細胞移植後に慢性GVHDを発症した患者と家族の研究に関する文献検討を継続し移植後長期フォローアップに携わる医療者との意見交換を得て、介入プログラムの作成を検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
平成28年度中に家族を対象としたインタビュー調査を終了する予定としていた。しかし、研究協力に同意後、協力者の家族である慢性GVHDをもつ患者の全身状態の悪化により、インタビューが難しくなる状況等があった。そのため当初の計画よりはインタビュー調査が進まず、進捗としては遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
研究対象者のリクルートに対しては、研究フィールドを拡大し調査を継続する。 さらに、家族を対象としたインタビューを実施しているが、今年度中に慢性GVGDを有する患者にもインタビューを実施し、看護介入プログラムの内容を検討する。 家族を対象としたインタビューの分析内容については、今年度2月開催の関連学会にて発表を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
2016年度中に終了予定であったインタビュー調査のリクルートが進まず、2017年度に継続することとなったため。 さらに科研補助事務員の人件費も計上していたが、研究者自身で対応できる範囲の作業であり、事務員の雇用をしなかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
今年度は最終年度となるため、以下の内容に対して科研費の使用を計画している。 ①インタビュー調査に対する協力者謝金・交通費15名分、②学会発表 旅費 ③学術誌投稿のための英文翻訳委託 ④プログラム提供のためのホームページの作成費 ⑤科研費研究実施報告書 印刷費用
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