本研究は、修正33週から35週における早産児と親の相互作用の特徴と、子どもの行動に関する親の捉え方を明らかにすることを目的に実施した。対象者として、在胎29週から31週で出生した重篤な神経学的合併症を持たない早産児とその両親3組の協力を得た。親子の相互交流の観察、両親との面接のデータを質的帰納的に分析し、生後早期の親子の相互作用を表す4テーマ、無意識の相互作用、子どもの気持ちと意志の想像、子どもの存在の内在化、意識的な相互作用を抽出した。また、早産児のストレス-対処の過程に関する先行研究の知見と統合し、早産児の修正33週から35週における自己調整機能の成熟を支える発達支援枠組を作成した。
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