入院中の子どもが求めている看護師像の解明と、それに基づいた実践振り返り表の開発と効果の検証を行った。子どもは、看護師が子どもに関心を寄せること、子どもを尊重することや身体的精神的な苦痛軽減などを求めていた。看護師は、実践振り返り表を使用する中で【経験的に学び大切にしていることへの肯定感と強化】がある一方、【子どもに対して援助ができていないことへの不全感】を持った。さらに【今まで気づけなかった子どもの気持ちへの寄り添い】や【親ではなく子どもの気持ちを尊重する意識の高まり】があり、【実践振り返り表で気づいた点を基にした行動の変化】に繋がり、【自己の行動変化による子どもとの関係の深まり】に至った。
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