日本や韓国では少子化、晩婚化、晩産化などの社会現象が生じているが、若い未婚カップル達は、結婚や家族形成に対して積極的な見解をもっており、ワークライフ・バランスについても取り組みたい意欲を持っている一方、家事、育児と仕事の両立が困難となり、職業を中断するという可能性も感じていた。 背景の異なる国際未婚カップルのセクシュアル・ヘルス支援として、①新たな家族計画を望むカップルへの家族計画指導や男女両方への妊娠、出産、育児に関する知識および技術の提供、②国籍やルーツが異なることで生じる不安や課題が解消できるような相談窓口の開設と正確な知識提供が医療専門職者として実現すべき支援であると考えられた。
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