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2015 年度 実績報告書

早期新生児期における胎脂の過酸化脂質の経時的変化と皮膚バリア機能に与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 26861937
研究機関大分県立看護科学大学

研究代表者

樋口 幸 (石川幸)  大分県立看護科学大学, 看護学部, 助教 (10567209)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード看護学
研究実績の概要

近年、胎脂の役割が見直され、ドライテクニックの導入も進みつつあるが、温存した胎脂が新生児の皮膚にどのような影響を与えるのかについては解明されていない。そこで本研究は、正常新生児を対象とし、胎脂の過酸化脂質の増加が早期新生児期の皮膚バリア機能に与える影響について明らかにすることを目的とした。早期新生児期の皮膚保清ケアが異なる3つの施設で、合計124名の新生児を対象に、胎脂の過酸化脂質の経時的変化の測定と出生直後から退院まで(日齢4~5)の新生児の皮膚バリア機能の評価、非侵襲的評価法として開発されたスキンブロッティング法を用いて、表面化していない皮膚組織の炎症反応(IL-1α、IL-8)についても科学的に評価を行った。
その結果、胎脂中の初期過酸化脂質であるヘキサノイルリジンが、出生直後から高値を示しその後変動を繰り返す(連鎖的過酸化反応)群と出生直後から低値でその後も変動がみられない(不酸化)群があること、その他に個体レベルで炎症性サイトカイン(IL-1α)が高値を示すことを明らかにした。また、行われている保清ケアが新生児の皮膚バリア機能に影響を与えていることが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 早期新生児期における額部の皮膚バリア機能と炎症性サイトカイン発現との関連2015

    • 著者名/発表者名
      樋口幸
    • 学会等名
      第3回看護理工学会学術集会
    • 発表場所
      京都府
    • 年月日
      2015-10-10 – 2015-10-11

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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