レスパイトケア効果を検証することを目的に、重症心身障がい児の母親を対象に、インタビュー調査を実施し、修正版グラウンデッド・セオリーを用いて分析した。分析の結果、重症心身障がい児の将来の身体状況や社会との接点、医療や看護および社会福祉サービスの利用、家族の状況に対する認識が明らかになった。レスパイトケアを通じて地域で生活できること、将来の子どもと家族へのメリットが具体的な効果として語られた。これらの成果を踏まえ、レスパイトケア効果に関する概念分析を実施した。その結果、重症心身障がい児を対象としたレスパイトケアは継続的な効果を有することが明らかになった。
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