• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実施状況報告書

訪問看護ステーションによる精神科訪問看護における複数名訪問看護の実施状況

研究課題

研究課題/領域番号 26861959
研究機関日本赤十字豊田看護大学

研究代表者

初田 真人  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 講師 (70512656)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード看護学 / 精神看護学 / 精神科訪問看護 / 複数名訪問看護
研究実績の概要

わが国の精神科医療は、1990年代以降、入院中心の医療から地域生活を中心とした医療へと変換しつつあり、地域生活を送る精神障害者への支援として精神科訪問看護の有用性が示されている。平成22年度診療報酬改定以降、訪問看護ステーションにおいても複数名訪問看護が診療報酬上評価されることとなり、平成24年度からは同行する職員の対象職種が拡大されている。しかしながら、複数名訪問看護の実施状況の詳細および利用者の評価を明らかにした研究はほとんど見られない。複数名訪問看護の現時点での実施状況を調査し、ケア内容と利用者の評価を明らかにすることにより、精神科訪問看護の拡大状況を把握し、複数名訪問看護の診療報酬上の評価による効果と課題が明らかになることが予想される。これらの結果を活用することにより、精神科訪問看護のさらなる拡大と訪問看護の質向上が期待され、精神障害者の地域生活支援の拡充につながると考えられる。
そこで、本研究は、訪問看護ステーションによる精神科訪問看護における複数名訪問看護の実施状況と利用者の評価を明らかにすることを目的としている。
平成26年度から平成28年度にかけて、研究1「訪問看護ステーションへのアンケート調査」として、アンケート調査票の作成ならびに訪問看護ステーションへの配布、回収を行い、看護研究に関わる専門家の意見を聴き、アンケート調査結果のデータ入力、分析を行った。現在、研究2「複数名訪問看護を実施している訪問看護ステーションの職員等へのインタビュー調査」のための研究計画の見直し、研究計画書の作成を行っている。
平成29年度は、研究2「複数名訪問看護を実施している訪問看護ステーションの職員等へのインタビュー調査」を実施する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究1「訪問看護ステーションへのアンケート調査」により、当初の想定とは異なり、看護補助者の同行訪問が少ないという結果が得られた。そのため、研究2「複数名訪問看護を実施している訪問看護ステーションの職員等へのインタビュー調査」における研究対象者の検討が再度必要となり、研究計画の見直しに時間を要しているため、遅れている状況である。

今後の研究の推進方策

研究2「複数名訪問看護を実施している訪問看護ステーションの職員等へのインタビュー調査」を実施するにあたり、研究計画立案および実施準備を速やかに行い、研究を推進させる予定である。

次年度使用額が生じた理由

研究2「複数名訪問看護を実施している訪問看護ステーションの職員等へのインタビュー調査」のデータ収集を実施できていないことが次年度使用額が生じた主な理由である。

次年度使用額の使用計画

平成29年度に、研究2「複数名訪問看護を実施している訪問看護ステーションの職員等へのインタビュー調査」を実施し、そのための調査旅費、テープ起こし等に係る人件費等に使用することを見込んでいる。

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi