訪問看護ステーションによる精神科訪問看護における複数名訪問看護の実施状況を明らかにした。 アンケート調査は全国の訪問看護ステーションを対象として実施し、精神科訪問看護の実施率は41.0%、精神科訪問看護における複数名訪問看護の実施率は7.3%であった。複数名訪問による濃厚なケアが利用者の地域生活を支え、訪問看護師の安全確保や訪問看護技術の継承につながることが考えられた。 さらに、非専門職の看護補助者が同行する精神科訪問看護に関するインタビュー調査から、非専門職の‘普通の人’として看護補助者が利用者に関わることで、看護補助者の強みを活用した関係の構築と利用者の満足につながることが考えられた。
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