• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 実施状況報告書

下肢人工関節置換術を受けた高齢患者ヘルスプロモーション促進モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 26861964
研究機関日本赤十字秋田看護大学

研究代表者

齋藤 貴子  日本赤十字秋田看護大学, 看護学部, 講師 (90352533)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードヘルスプロモーション / ミックスメソッド / 現象学的看護研究
研究実績の概要

当初の研究計画では、ヘルスプロモーションの重要な因子である「行動に特異的な認識と感情」について、自己効力感やソーシャルサポートといった既存の尺度より明らかにすることを計画していた。しかし、個人が経験している認識と感情は個別的であるため、尺度による質問項目のみで明らかすることが難しく、個人が経験していることについては経験そのものに立ち返る必要があり、経験に立ち返ることで対象者の認識と感情を深く明らかにできると考えた。そのためには現象に立ち返る現象学の手法を取り入れることが必要となった。
現象学的看護研究は質的研究であり、よって本研究は量的研究と質的研究を併せたミックスメソッドとなるため、研究計画の修正を行うこととした。本研究で明らかにする「個人の特性と経験」は対象者の個人的背景や術式とし、「行動に特異的な認識と感情」は対象者が認識している下肢人工関節置換術を受けたあとの経験と感情とし、「行動の成果」を日本語版健康増進ライフスタイルプロフィールやJOAscoreやSF-36v2とした。
平成26年度は調査の準備段階としていたため、まずは変更した研究計画の根幹をなす現象学や現象学的分析方法を体得するために研究会への参加を積極的に行った。
さらに調査対象者に対し使用する日本語版健康増進ライフスタイルプロフィールの開発者に許諾を得てから、研究者の所属する施設の研究倫理審査委員会から承認を得た。
調査対象となる施設への依頼は遅れているが、1施設より内諾を得ている状況である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初の尺度を活用した量的研究から、現象学的看護研究を併せたミックスメソッドへ研究計画を変更し、現象学的看護研究を行うための準備に時間を要したため、やや遅れている。

今後の研究の推進方策

平成27年度は、調査の実施と分析を行う計画である。
平成28年度は、調査の分析とプログラムの開発、成果発表を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

計画的に使用したが、消費税等にて端数が生じたことによる。

次年度使用額の使用計画

1万円以下のため、次年度助成金の併せて活用する予定である。

URL: 

公開日: 2016-06-01  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi